はじめに
どうぞごきげんよう。
ピア田ノ太郎です。
ブルクミュラーの5番「無邪気」を合格したので、解説していきます。
いきます。
曲のイメージ
タイトルが抽象的なので、これといった画は浮かびづらいが、とりあえず悪気がないことは確認できる。
無邪気と言うと「わんぱく小僧」のようなイメージが浮かぶが、前半はとても優美で、むしろ大人の余裕を感じるようなメロディーとなっている。
後半は一転して、軽快に跳ねるようなメロディーだが、それでもエレガントさは残っている。
どうにもキッズの姿が浮かばないので、”大人”の内面にある無邪気さをイメージすることにしている。
一つ前の「小さなつどい」がゴリゴリに子供っぽかったので、似たようなテイストの曲を連続させるような芸のないマネは、ブルグミュラー兄やんはしない。
出てくる音楽記号
moderato(モデラート)……中くらいの速さで
grazioso(グラツィオーソ)……優雅に
cresc.(クレッシェンド)……だんだん強く
dimin.(ディミヌエンド)……だんだん弱く
leggiero(レジェ―ロ)……軽く
my攻略法
前半の(4321)→(4321)→(4321)の指縮めが地味に難しいステージ。
いきなり親指の隣に薬指を持っていくため、途切れたり変なアクセントがついてしまうケースが後を絶たない。
手首やひじをウネウネ動かさず、シャーッと横にスライドするように弾かないと、滑らかにいかない。
ぶつ切りに聞こえないよう、一気に駆け降りるように弾きたいと思う。
後半の軽快なメロディーは、ご機嫌MAXでスキップするかのごとく、スタッカートとレガートのメリハリをつける。
ラストの跳躍はまあまあな大ジャンプのため、意味わからん位置に着地してしまいやすく、大事故につながる危険地帯。
私は何回も練習して、身体で間隔を覚えるというパワープレイでパスした。
前もって目視で着地地点を確認しながら跳ぶのがいいらしいが、その練習をしている間に身体が覚えた。
演奏動画
こちらは私の演奏動画となっております。
左手首が硬いのと、後半の跳ねがもうちょい必要になります。
トホホ・トホッホ…。
感想
指くぐりや指縮めを挟みながら、ツギハギ感を出させずに滑らかに弾くのが至難の業であります。
聞いてる限り、どこで指を変えたか分からんくらいシームレスにいければ最高です。