はじめに
心の底からごきげんよう。
ブルグミュラーファンクラブ会員です。
ブルクミュラーの2番「アラベスク」を合格したので、解説していきます。
はじめます。
曲のイメージ
タイトルの「アラベスク」とは、「唐草模様」「アラブ風」という意味である。
よく分からない。
曲調としては、ハッピー一辺倒な感じではないが、かといって暗く重たいわけでもない謎の曲である。
シャキっとして優雅な曲ではあるが、ブルグミュラーの指示は「おどけるように」とあり、本格ミステリーとなっている。
抽象的なタイトルと、明るいとも暗いとも言えない曲調により、特定の情景が浮かびづらい。
そのため、私は「がんばるぞ」と思いながら弾くことにしている。
あるいは、右手と左手をそれぞれ男女と捉え、アラビアっぽい所で華麗に踊っているのを想像しても構わん。
16分音符のフレーズが途中入れ替わるのが、選手交代みたいでよい。
出てくる音楽記号
Allegro moderato(アレグロ・モデラート)……速く、おどけるように
leggiero(レッジェーロ)……軽快に
cresc.(クレッシェンド)……だんだん強く
sf(スフォルツァンド)……その音を特に強く
dim. e poco rall.(ディミヌエンド・エ・ポコ・ラレンタンド)……だんだん弱く、そして少しだんだん遅く
a tempo(ア・テンポ)……元の速さで
dolce(ドルチェ)……優しく
ten.(テヌート)……音を保って
risoluto(リソルート)……きっぱりと
my攻略法
とにかく小気味よさを出したいので、左手の和音はチャッと切ることを意識する。
右手の早い16分音符は独立性がないと、ベチャベチャになる。
私の場合は、1音弾いたらその指の力を解いて、鍵盤をしっかり上に戻すことを意識するようにしたら、ややマシになった。
電子ピアノのタッチノイズを利用し、「タタタタタ」と5連で聞こえるように弾くという、グレーな裏技を使った。
あと、youtubeで、黒鍵だけを使う指の独立トレーニングをやり続けていたら、まあまあイイ感じになった。
中盤の左手メインのパートがdim. e poco rall.で終わり、元の右手パートに戻るところは、一瞬間を開けるといいと師匠に言われたので、それも意識している。
指の独立性がどうしても必要なので、すぐに上手い人のようにハキハキと弾けるようになる曲ではないように感じる。
そこそこで切り上げて先へ進み、後でリベンジしたら、もっと弾けるようになっているタイプの敵。
演奏動画
こちらは私の演奏動画となっております。
何回か撮り直して一番いいやつを使っていますが、それでも16分音符のところがちょいちょい怪しいです。
16分音符が4発続きますが、1回目が一番難しい。
感想
無理に練習したせいで、手指を故障に追い込まれた難ステージで、トラウマ曲となりました。
12345と粒をそろえてハキハキ弾くのが、これほどキチぃとは知りませんでした。
“効き”ました。