はじめに
ごきげんよう。
30でピアノをはじめたやつです。
ピアノ教室に通っています。
レッスンに行ってきたので、その模様を告げます。
ピアノレッスン 1回目
ハノンの1番
グランドピアノのタッチ感が、電子ピアノとまあまあ違うので戦慄する。
鍵盤を押したときの跳ね返り(バネ)が実に心地よく、無限に押したくなるタイプのボタンである。
音の響き方が電子ピアノとはレベチで、振動を感じるレベルである。
ハノンの1番を弾く。
毎日弾いているのでスムーズにいけてる気でいたが、師匠に「1音1音を真面目に弾こうとしていて、やや硬く感じる」とツッコまれる。
師匠曰く――
「”4つの音符でひと固まり”と思って弾け」
「最初の1音を弾いたら、残りは自然に任せて余韻で弾け」
「手首が糸で吊り上げられているイメージで、すーっと持ち上げろ」
「5本の指ができるだけ鍵盤にくっついている状態をキープせい」
ブルクミュラー 1番 素直な心
ブルクミュラー兄やんの1st STAGE、「素直な心」を弾く。
だいぶ前に自己流で攻略し、45点くらいで次へ進んだが、せっかくなので最初から教えてもらう。
まず譜読みから行う。
独学時代、楽譜記号は横文字でキモいので無視していたが、向き合わされる。
とりあえず弾いてみたが、無様に散る。
これまで楽譜をほとんど読まず、音と動きで覚えていたため、音符を見ても音階がパッと分からず詰む。
また、自己判断でノリで弾く癖がついていたので、次々と繰り出される楽譜記号の命令に意識を持っていかれ、定期的にフリーズする。
一度適当に弾いたときの記憶が残存しており、甚だ邪魔である。
過去の手グセの矯正に、ただならぬエネルギーを吸われる。
あと、師匠からブレス(音の息継ぎ)を意識するように言われる。
師匠曰く――
「歌うときのように、フレーズの切れ目で指を離して息継ぎせい」
「楽譜の休符にとりあえず従え」
「最後の音はやや溜めて弾くと、大体いい感じになる」
ジブリ
日ごろから練習しており、まあまあいける自信があったので、満を持して弾くことにする。
人が横にいる緊張で頭がふにゃとろになって、演奏が止まる。
師匠が楽譜の途中を指さして、「はい、じゃあここから」と言われる。
しかし、頭から丸ごと1曲を流れで覚えていたため、途中から再開する高等技術はなく、終始ふにゃとろとなる。
楽譜記号も無視していたため、正規の弾き方を意識しなおすたびにフリーズする苦しい展開が続く。
サラッと通しで弾いて師匠を驚嘆させる気でいたが、引き出せたのは愛想笑いのみとなった。
師匠曰く――
「苦手なところは集中して10回、20回と繰り返しやれい」
「右手と左手は分けて練習せい」
「ピアノは左手側(低い音)の方が音が響くから、右手(高い音)の方を気持ち強めに弾け」
「鍵盤から指をぱっと離さず、指を残しながらすーっと手首を持ち上げて離せ」
感想
とても楽しく、学びの多い時間でした。
正規ルートで基礎からブチ込んでもらう必要性をビンビン感じました。
これから上手くなるのが楽しみです。